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短文賞 12 逃すもんか

逃すもんか

ペンネーム:闇戸光

僕は不意に捕まった。ここは暗闇。すっかり両手に囲まれてもう何も見えない。
こうして僕は図らずもひきこもりになった。何かしようにも何もできやしない。
でも諦めずにジッと光が射す瞬間を待った。あ、手が開いた!




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Opinions

  1. Post comment

    私個人の感じ方ですが、ひきこもりというと、どこかネガティブなイメージを抱きがちです。この作品では、サナギが蝶に変わるような、とても前向きな印象を受けました。少し元気をもらえました、ありがとうございました。

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  2. Post comment

    タイトルの逃がすもんか、は手の側の気持ちでもあると同時に、鳥がこのチャンスを逃がすもんか、と言っていることのようにも思えました。深みがある上に、希望のある文章だ、と思いました。

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  3. Post comment

    「光が見えた」とは書かれていないのに、どうしてかまぶしい光が鮮やかに想像できました。
    この鳥の行く先にもたくさんの光があるといいなあ、と願わずにいられません。

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