蛇と龍
ペンネーム:うる次郎
何かが終わりを迎えようとしていた。
それは、具体的に何かとは解らなかったが、ただそんな気がした。
その予感は、半引きこもりの龍太にとっては希望であり、願いでもあった。
「誰か助けてくれないかなぁ…」
酷く他力
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ペンネーム:うる次郎
何かが終わりを迎えようとしていた。
それは、具体的に何かとは解らなかったが、ただそんな気がした。
その予感は、半引きこもりの龍太にとっては希望であり、願いでもあった。
「誰か助けてくれないかなぁ…」
酷く他力
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「生きろ」という天の啓示を受けた意義を見出すための、人生のあり方を考えていらっしゃるのでしょうか。「澄み切った目」というと山を登頂した後の心境を連想します。主人公さんは、つらい人生の山登りを経て何かしらのものを得たのだと思いました。そのささやかな自信を糧に、ほんのちょっぴりでも力を込めて人生を歩まれていくことを願うばかりです。
Permalink好感が持てる作品。登場人物との距離のとりかたが適度なところが良い。個人的な好みではあるが、「龍太の中では希死念慮の方が、外に出る恐怖を上回った。」「首を吊るロープを入手することの最優先される2つの懸案事項を思い出した。」といった文に含まれる「希死念慮」や「懸案事項」のような言葉は、もう少し平易な表現に置き換えたほうが、より読みやすくなり、その内容がより人につたわりやすくなるのではないかと思う。
Permalink次回作にも期待しています。
桜舞う春の日や光溢れる街に対するネガティブな表現にとても共感を覚えました。いくつも例えが出てきましたがどれもよくわかります。
Permalink周りとのギャップに対して陰鬱になる気持ちと開き直り。
その果てにある希死念慮。
しかし、最後のわずかな希望。
希望というよりはさらなる絶望への回帰のようにも思えますが、その両者がないまぜになるリアルさがよく表現されていたと思います。