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応募作品36

引きこもりオピニオン

ペンネーム:水岸

人間は群れを作り、群れの曖昧(あいまい)な基準から外れた者や何か劣っている者を精神的、肉体的、社会的に徹底的に追い詰め優越感を得る。

 

殆(ほとん)ど人は群れの中で周囲の意見に同調し、たとえそれが悪事だと




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Opinions

  1. Post comment

    引きこもりの、一つのパターンの何たるかが、克明に語られていて、納得しやすかったです。才能のお有りの方だと思います。生きることの重圧に負けないで欲しいと、切に切に、願って已みません。

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  2. Post comment

    「うつ病」と診断されるまでの経過や、その前後の「息苦しさ」「吐き気」などの体験が一人称的視点から描かれていて興味深かった。冒頭の社会についての考察は、作品としてみた場合は蛇足に感じるが、率直な心情吐露としては価値があるものかもしれない。
    次回作にも期待しています。

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  3. Post comment

    電車に乗っていると、多くの人たちがスマホに興じています(車内中央から向こうを見渡すと、みんな同じ格好なので、RPGのダンジョンの両脇に座している像のような印象です)。きっと、その中の少なくない人たちが、日々仮面をかぶり、社会の理不尽に耐え、スマホゲームに現実逃避をしているのかもしれませんね。群れからはぐれた弱者を精神的に追い詰める行為は、多くの場合無意識に行っている印象です。本作品を読み、日本社会のあり方を色々考えさせられました。

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  4. Post comment

    冒頭の世相批判から、自然と体験談に移行し、最後は将来の展望が語られる。
    羊ではなく、猫になりたい、というのは象徴的、対照的で面白い。草食動物と肉食動物、家畜と愛玩動物、大きいと小さい。
    虎やライオンでもなく猫である、ということにも意味はありそう。
    タイトルの「オピニオン」は冒頭の世相批判よりも「猫」にフォーカスを当てると読むと面白いかもしれない、などと考えた。

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