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作品14 「時を司る古本屋」 (ペンネーム:海咲 吉右衛門)へのコメント(2件)

<冒頭100字>

ガラガラガラ…。店内に入ると、少し埃っぽいような、おばあちゃんの家みたいな匂いが私の元へ駆け寄って来た。

「いらっしゃい」

奥で穏やかな表情で私を迎え入れてくれたのはこの古本屋の店主らしきおじいさんだった。

<コメント>

ラッパ吹きさん

大きな物語の序章のように感じました。一歩、二歩、三歩と歩み始めました。「次はどちらに歩を進めようか?」などと思いを巡らせてみました。そうしていくうちに、いつの間にか自分らしい人生を歩んでいくようになるのかもしれません。主人公は女性ですか?「お嬢さん」という記載に後に「僕」という一人称が出てきたので、聞いてみました。あるいは、「僕」とは、壊れた時計のこと?色々と想像が膨らむ文学作品でした。

 

ひかもり

「時を司る古本屋」というタイトルがすでに詩的で綺麗な言葉ですが、作品を読んで意味がわかるとより美しいですね。時計が幻を見せる、というイメージは良いですね。前向きな話で、温かい気持ちになります。
その中に、苦しみや逡巡が描かれていたのも良いと思いました。

 

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