食卓
ペンネーム:原田 放
「やめろよ、やめてくれ。」今日も皿が二つに、茶碗と汁椀が重ねられていた。そこに覆い重なるようにチラシの文字、「ハンバーグ、温めて。ミニトマト家で取れたやつよ」誰に向けたか分からないメッセージ。だが、そ
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ペンネーム:原田 放
「やめろよ、やめてくれ。」今日も皿が二つに、茶碗と汁椀が重ねられていた。そこに覆い重なるようにチラシの文字、「ハンバーグ、温めて。ミニトマト家で取れたやつよ」誰に向けたか分からないメッセージ。だが、そ
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なぜかはうまく言えないが好みの作品。エンデの『鏡の中の鏡』めいた雰囲気を感じる。
Permalink「オナニー」とか「性交」といったように、性的な事柄(あるいは、そこに暗示される他者との関係性)を記号的に表現することが好みには合わない(青臭さを感じる)が、むしろそれは「らしさ」かもしれない。さらに好みを言えば、RadioheadやThome Yorkeといった固有名詞を使うと、普遍性はなくなるし、いたずらに賞味期限を背負うことになるので避けた方がよいように思うが、そんな繰り言を述べたくなるほど、妙に味わいがある。
次回作にも期待しています。
食卓に始まり、味噌汁に終わる。その中に壮大な思考の宇宙を見ることができました。一晩で思いつく限りを文章にされたのだと思いますが、読んでいてその奥深さに圧倒されました。同時に、その世界観に十分について行けてない自分もおりました。読み返して少しでも作者さんの考えに近づければと思っております。
Permalink心象風景のようでありながら、実在の事件についても言及する。有名な固有名詞もあるが、説明されない固有名詞もある。
Permalinkその中で気だるさだけはよく伝わる。
不思議な感覚を覚える作品。
もう少し読者に作者の主観にアクセスするヒントを増やしてもらえると、より共感が得られるような気がする。