鏡
ペンネーム:籠籠
扉の前に少年は佇んでいる。片方の手の平で扉の表面をなぞっている。冷たい冷ややかな凸凹から滑らかで平らかなところを撫でていく。そうして手を止めてふり返る。廊下には少女が佇んでいる。微笑みを顔に浮かべてい
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ペンネーム:籠籠
扉の前に少年は佇んでいる。片方の手の平で扉の表面をなぞっている。冷たい冷ややかな凸凹から滑らかで平らかなところを撫でていく。そうして手を止めてふり返る。廊下には少女が佇んでいる。微笑みを顔に浮かべてい
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少女の心情の描写からは、一般的な考えがどのようなものか、ということは理解している。それがわかってなお、主人公の気持ちを描き、それを肯定する。
Permalinkその意図、執念が気になる作品でした。
「純粋な時間」という表現が美しくて良かったですが、それがこの状態を表しているのか、と思うとなかなか切ないですが、それがこの作品のキモなんだろうなと思いました。
少女は生きて恥をさらしている…………
Permalink少女は少年に自分を見て欲しかったのか…………
(少し私の考える少女を代弁しました(笑))
永遠に交わらない、二人の純粋を感じました。