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応募作品85

ペンネーム:籠籠

扉の前に少年は佇んでいる。片方の手の平で扉の表面をなぞっている。冷たい冷ややかな凸凹から滑らかで平らかなところを撫でていく。そうして手を止めてふり返る。廊下には少女が佇んでいる。微笑みを顔に浮かべてい




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Opinions

  1. Post comment

    少女の心情の描写からは、一般的な考えがどのようなものか、ということは理解している。それがわかってなお、主人公の気持ちを描き、それを肯定する。
    その意図、執念が気になる作品でした。
    「純粋な時間」という表現が美しくて良かったですが、それがこの状態を表しているのか、と思うとなかなか切ないですが、それがこの作品のキモなんだろうなと思いました。

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  2. Post comment

    少女は生きて恥をさらしている…………
    少女は少年に自分を見て欲しかったのか…………
    (少し私の考える少女を代弁しました(笑))
    永遠に交わらない、二人の純粋を感じました。

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