主催者の独断と偏見に基づき作品を紹介しています。参考にしてみてください。
11 引きこもり
ペンネーム:戸崎 佐耶佳
随筆であり評論でもあり提言でもある。タイトルも「引きこもり」。まさに「引きこもり文学大賞」に相応しい一読の価値ある一品。
12 ナマケモノ
ペンネーム:創まりの虚数
テンポの良い詩。押し付けがましくないメッセージ性が程よく響く。 主張の元気良さと提言内容のコントラストに注目。
13 僕たちいつでもひとりぼっちだね
ペンネーム:そると
日記のような独白、心情吐露が続く中での回想シーンが衝撃的。描かれる感情の迫真性に打たれるべき作品。
14 「時を司る古本屋」
ペンネーム:海咲 吉右衛門
幻想的でもあり、写実的でもある世界観。 タイトルも、作品を読んだ後なら、一瞬でその世界を想起できる、詩的な言葉になっている。
15 Not But
ペンネーム:シナト
歌詞のようなポエム。 日常性の中に普遍性を見出し前向きなメッセージを綴る手法はさながらJ-POP。 メロディが流れてくる。
16 磁性地球
ペンネーム:タオ
詩ならではの多様な解釈と想像を楽しめる作品。 タイトルの「磁性地球」の意味を考えるのも面白い。 自我、存在、宇宙…いろいろ思いを馳せればより深く味わえる。
17 地図屋わたる川 船頭わたす川
ペンネーム:おりべ雨音
静かな雰囲気の世界が描かれる。 地図屋が川をわたる。その間の船頭との会話。 短い話だが、描かれる世界は意外に広い。 川をわたった先とは。
18 終わりと始まりのビックバン
ペンネーム:月読雨月
ジャンルとしてはおそらくラノベである。そしてSFでもある。 この短編で描かれるタイトル通りのスケール感。 引きこもり文学の可能性の大きさを示す作品。
19 エイリアンズ
ペンネーム:田中非凡
この短編にこの急展開。といって、上滑りするわけでもなく心が持っていかれる。惹き込まれる。 タイトルはキリンジの曲からだろうか?本編には出てこない。
20 恥をかいて生きる
ペンネーム:牧野伸哉
提言であり評論でもある。自身の心からの言葉が紡がれ、それがそのまま心に響く。 引きこもりに関するメッセージではあるが、その枠を超え社会全体に当てはまる。
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