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応募作品22

漂流船

ペンネーム:市宮はじめ

純白が、白妙が、滑らかに広がる。

 

やわらかい電子音が、無音の部屋に響く。

 

壁と思われていた一部が、慎重に迫り出す。

 

駆動音は、静寂の中でなお聞こえるか聞こえないか。

 

横たわる人。まるでモルグ。

 

* * * * * *

 

目覚




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Opinions

  1. Post comment

    SF特有の不思議な読後感を感じさせる良作。
    個人的な好みとしては、このような話を読む場合、もう少し描写があるか、あるいはマンガないし挿絵があるとよいのだが・・・
    とはいえ、行間を開けての記載は作中で描写される空間の「白さ」の表現であり、最後のセクションにおける行間を詰めた「濃い」描写もまた、舞台裏との落差を際立たせるための視覚的な表現の工夫だと感じられる。
    次回作にも期待しております。

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  2. Post comment

    これは、自分の心境を例えたものでしょうか。自室で24時間を過ごしていると、それが漂流船のように感じられてくるのかな、と想像いたしました。「父に張り倒され、」に出てきた父が、自分以外で初めて出てきた登場人物で、この3行の文章の印象が他と異なりインパクトがありました。部屋の外にある沢山の無機質な目と凶暴な存在、というのも自分から見た外の世界の印象ですかね。これらの世界観を、すごく上手に文学作品に仕上げたと思いました。

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  3. Post comment

    一度読んで状況がわかると、主人公の気持ちもわかる気がしましたが、はじめに読んだ時は何のことだかわからず混乱しました。
    ということは逆に、最初の方が主人公の気持ちに近かったのかもしれません。
    急激な展開が楽しめました。

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