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応募作品52

戦火

ペンネーム:ガラパゴス子

「先生 、わたしがおかしいんですかねえ?それとも世界が間違っているんですかねえ?

 

人が増えて経済が潤えば町も住民も幸せなですかね?彼らが幸福ならば、そりゃあそれが一番ですよ。」

 

医師は男に環境を変えることを




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Opinions

  1. Post comment

    なかなか皮肉の効いた作品ですね。フィクションとも言い切れないところが鋭いと思います。
    精神科医が話者というのが良いです。
    前半のリアリティと終盤の急展開のコントラストが良かったです。

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  2. Post comment

     青年にとって聴覚過敏はただの症状に過ぎなかったのかもしれないが、我々読者にとってそれは美しい詩である。”波は私を刺しませんか?”この一節だけでも一つ作品になり得るほどに。盲人が四次元を容易にイメージできるように、過不足する感覚は新たな表現をこうして生み出すのだ、と改めて実感した。精神科医と青年が交わす会話にも、平穏な中の奥深くにわずかに見え隠れする不穏さがよいスパイスを加えている。個人的な好みとしてはラストシーンの描写がやや直接的に過ぎるように感じた。精神科医が小学校襲撃の新聞記事を読み、不意に青年のことを思い出す、そしてそのような邪な考えを自ら振り払う・・・その程度の示唆でも面白かったかもしれない。とはいえこれはあくまで小手先の話。この作品の持つ魅力は、この作者にしか生み出せないものであると私は信じている。

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    事件を起こした青年が悪いという刑事と、自分を責め、青年の幸せを考える精神科医。それぞれの立場として、それぞれ自然な意見なのでしょう。襲撃を受けた小学生の関係者からすれば、青年憎しとなるのでしょう。大きな事件があった際、被害者、加害者はよく取りあげられるように感じていますが、支援者の苦悩もまた、一つの大きなテーマなのだろうと思わされました。

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  4. Post comment

    精神科医の視点のお話は大変新鮮でした。人をよく理解するということは大変難しいと痛感します。ニュースでも「◯◯事件、もっと早期に気づけなかったのか?」みたいな話が出てきますが、事態はそう簡単ではない、と良く分かりました。

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