大きな荷物
ペンネーム:パウル
名のない道をいつも同じように歩く旅人がいました。
きっと、おそらく旅人でしょう。
とても大きな荷物を背負っているので、そう呼ぶことにしましょう。
足取りは軽いとは言えません。
時折迷ったように立ち止まったり、
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ペンネーム:パウル
名のない道をいつも同じように歩く旅人がいました。
きっと、おそらく旅人でしょう。
とても大きな荷物を背負っているので、そう呼ぶことにしましょう。
足取りは軽いとは言えません。
時折迷ったように立ち止まったり、
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読み進むに連れ、生きる事それ自体への怯えがひしひしと伝わって来て、心配しました。時のなせる技を信じて少しづつ、少しづつ再生への手応えを模索されている様が良く表現されていると思いました。何処かで一歩を踏み出されることを祈って・・・。
Permalink童話のような話だと思いました。
Permalink具体例や個別の話を極力省いて、抽象的な話にとどめるのは、読者の想像力を制限したくないという意図に感じました。
ほとんどの人が大きな荷物をなかなかおろせないと思うので、願望充足的な話だなとも思いました。
不安感、つらさ(まさに大きな「荷物」)がまとわりつきながらも、読み進めていくうちに解消に向けて一歩前進しようとする意思が伝わってきました。特に、読後に安堵感を覚えた作品です。
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