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応募作品59

縁側の話

ペンネーム:トクト悠

そっと、秋の虫の鳴き声がする。夏の虫と違っておとなしい。

陽の熱は、顔を正面から温める。

縁側にいる。

庭に吹く風が軽くなった。

縁側は優しい。穏やかな風が、ふ、と抜ける。いつも凪いでいる。

ここに人が来たら、




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Opinions

  1. Post comment

    長い詩のような話ですね。
    擬人化された概念が優しい印象をくれます。
    縁側にフィーチャーした世界観。
    縁側にいるようなゆったりした雰囲気でした。

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